自動車保険は中身と販売ルートがポイント

クルマを持てば、安心して運転するために任意保険加入が必要になります。自動車保険がカバーする範囲は広範ですが、大きく分ければ、対人・対物の賠償保険、自分のケガの傷害保険、最後にクルマへのダメージを保障する車両保険です。これが基本になって、運転者の等級・年齢やクルマの料率クラスなどで保険料が変わってきます。その他にも事故対応時のサービスなどの細かいサービスがありますが、大きな保険の枠組みは上記の3つからできています。

保険の仕組み以外で大きなポイントは、どこで契約するかです。いまはネット自動車保険が充実しており、いろいろな保険会社で簡単に見積りが取れます。ネット専業で自動車保険を売っている保険会社は、全国に支社やサービスセンターを構える必要がなく、低コストで保険を販売できるのです。一方で以前から名前の知られた大手損害保険会社では、どうしても募集・販売のコストが高くなりがちです。そのような事情から最近はネット自動車保険の攻勢が激しくなっていますが。しかし、勤め先などの団体で契約すれば大手損保の保険を割安な団体保険料で契約することもできます。もともと商品性はどこもほとんど変わらないので、同じ保険料なら事故対応時に頼れる保険会社を選びたいですね。

不要な補償まで付けていないか検討してみよう

自動車保険の商品性・仕組みに違いがないのなら、そもそも付けなくてよい補償にもおカネを払っていることはないでしょうか。そこでよく考えて欲しいのが車両保険です。自損事故でもクルマの修理代を負担してくれるのでつい契約しがちですが、修理費用は新車の値段以上にはなりません。相手方が無保険車で、ぶつけられて自分のクルマが全損したというような極端な場合を除けば、あまり有利に使えるケースが見当たらないのです。少額のキズの修理に保険を使えば、保険の等級が下がって、しばらくは割高な保険料を負担することになります。どのレベルの修理に車両保険を使うかは、悩ましい問題があります。

自動車保険のいちばんの目的は被害者補償です。高額化する損害賠償の支払いに苦しまないように、対人・対物はしっかり保険をかけておく必要がありますが、自分のクルマの価値はいずれゼロに近づいていくものですので、車両保険の見直しで保険料は大きく変わってきます。車両保険の免責金額を引き上げる(例えば通常10万円のところを30万円は必ず自己負担する)ことにすれば、それでも保険料は下がります。補償が大きければ大きいほど安心ですが、事故があっても保険請求をためらうような保険ではもったいないですね。